2009年6月6日土曜日

「陽明山-淡水」

  古跡・火山・湿地生態を巡る旅
「陽明山-淡水」

 

小油坑

「七星山」の西北の山麓、標高805メートルの所に位置する。火山の地質や噴火口、温泉や硫黄の結晶などについて、観光サービスセンターで定期的に解説ビデオが放送されている。早朝は見学に最も適した時間。朝日が金山の方向から昇り、朝日がところどころから湧き出る白い煙を照らす。その景色は大変魅力的だ。

交通: 車で陽金公路を走り、小観音駅を右折。

 

淡水古蹟園区

園内には古跡がたくさんある。地下鉄の駅を出て、「金色水岸」の散歩道を行くと、スターバックスコーヒー前の「マカイ博士」像の横を上って行き、「マカイ病院(馬偕醫院)」を過ぎると、淡水礼拝堂に到着する。淡江中学校の中に三級の古跡に指定されたマカイ博士の墓があり、校内の「オクスフォード教室」は台湾で最初の西洋学校である。更に下っていくと、四百年余の歴史を持つ紅毛城である。基盤が深く外壁は石、内部はレンガで造られているため、砲弾を防ぐことができる。

交通: 地下鉄淡水駅を下車、徒歩で前進。

 

紅樹林生態園区

木の柵で囲われた展望台上からは、紅樹林四宝―「水筆仔」、「招潮蟹」、「白鷺鷥」と「弾塗魚」が見られる。淡水の湿地の生態を満喫できるのは自転車での移動。淡水または関渡付近で借りられる。

交通: 地下鉄淡水線紅樹林駅下車。「金色水岸」サインクリングロードを直進。

 

十三行博物館

2003年に完成。館内の面積は2千坪にも及ぶ。建物自体が1.5メートル地下に潜っているため、入り口までには坂道を下らなければならない。館内には台湾の鉄器時代の原住民「十三行人」作製した陶器や鉄器、青銅器、石器などが展示されており、全ての展示品の中で「人面陶罐」が最も代表的。

電話: 886-2-2619-1313
地址: 臺北縣八里鄉博物館路200號

 

淡水商店街

淡水で最も古い町並みであり、坂道に再建された商店街であるが、台湾の点心や土産物屋はそのほとんどが中正路上に集中している。「阿給」、黒い鉄卵、干し魚、魚のつみれ、海老春巻き、「酸梅湯」などが名物。

交通: 地下鉄淡水線淡水駅下車。

 

新建成餅店

電話: 886-2-2629-1180
地址: 臺北縣淡水鎮公明街42號

 

三姉妹阿給

「真理街」は、台湾唯一、博物館の近くに位置し、また幼稚園から大学までの各学校が全て揃った古い街道である。「阿給(アケー)」の名は、日本語の「油揚げ」に由来し、楊樹根氏が春雨を豆腐の中へ入れて食べたことが近所の者に伝わっていったことから始まり後に大流行して真理街の学生たちの放課後のおやつとして多くの人の記憶に懐かしい名物料理となった。店の看板の文字は齊白石の子孫、齊仁瑞直筆のものだ。

このナンプラーと春雨、油揚げで作られた名物料理は初めは三角形だったが、店によって作り方が変わり、たれの味付けも異なる。しかし、この三姉妹阿給は、地元の学生たちが認める一番正統な味だそう。かつてこの真理街で有名であった美人姉妹らが、18歳から60歳まで売り続け、淡水で最初の伝統料理にその半生を捧げた。当時の学生たちが自分の子供を連れてやってくるようになるまで変わらない最も正統派の懐かしの味、「阿給」。

電話: 886-2-2621-8072
地址: 臺北縣淡水鎮真理街2巷1號

 

榕堤水灣

電話: 886-2-2629-6464
地址: 臺北縣淡水鎮中正路229-9號