2009年7月17日金曜日

鉱山物語音楽劇場

 

鉱山物語音楽劇場

文/礦山劇場召集人唐納德
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油炸粿囝仔(揚げ草餅)を売る11歳の阿火は、まだ働きに出る年齢ではないはずだが、毎日の登校前の早朝の寒さの中で箱を持って通りを行ったり来たりしながら餅を売って家計を助けていた。揚げ餅屋が掛売りを許してくれなければ、阿火には売り物を買う金も無い。彼の父は正直すぎたために負債を抱え、食べるものにも困るほど貧しい生活だった。一日に二度も餅を売りに出で頑張ったが、苦しい生活に耐え切れなくなった母親はとうとう家出をして行方を眩ます。「もっと揚げ餅を売ってお金をかせげば、お母さんは帰って来てくれるはず!」と大きくて小さな夢を懐きながら阿火は今日も餅を売るのだった。