2009年6月6日土曜日

「貢寮-平渓」

  静かな小道、灯篭、黑金鉄道の旅
「貢寮-平渓」

 

桃源谷歩道

30度の傾斜が3キロほど続く、「緑の絨毯」の名で呼ばれる巨大な芝生は見もの。歩き方は、最も長い「大渓ライン」が約5キロ、貢寮から入る「内寮ライン」、比較的なだらかな「石観音ライン」と「草嶺ライン」の4ルート。

 

茶花壮

毎年11月から翌年の4月頃までが見ごろ。日本、中国、アメリカ、カナダなど各国から来た八百種もの植物が見られる。清朝の貢生、莊廷燦の家が残されており、石の壁に生き生きとした椿が描かれている

電話: 886-2-2493-2631
地址: 臺北縣雙溪鄉平林村梅竹蹊67號

 

草嶺古道

貢寮郷まで続き、宜蘭県の大里天公廟が望める、全長8.5キロの旧道。淡蘭旧道の一部。台北から宜蘭の開墾当時にできた道。清朝の名兵劉明燈の「虎字碑」と「雄陣蛮煙碑」という二つの碑が残されている。

交通: 福隆から102県道を案内板に従って直進。

 

菁桐列車駅

もし時間に限りがあるなら、この駅で降りても良い。菁桐は平渓支線の終点。1929年に立てられた日本式の木造の駅。古風な雰囲気を残し、三級古跡として指定されている。「鉄道故事館」でみやげ物を買うこともできる。また、「太子賓館」や「煤鉱紀念公園」などを見た後、菁桐老街で有名な「楊家鶏捲」を賞味するも良し。

交通: 車で106線を直進。または平渓支線で菁桐駅下車。

 

煤鉱博物館

1997年に閉鎖され、改造された平渓煤鉱の廃鉱区。博物館は学生たちの社会化見学や親子で楽しむのに良い。鉱業体験や坑道、鉱車の試乗など、採炭業を模擬体験できる。

交通: 106線上の十分より69キロ地点の踏切を過ぎた後左折し山上を目指す。

 

八仙洞

洞窟の入り口は観音観音嶺の左側に位置する。日本統治時代の防空壕。中は涼しく、洞窟の中にさらに洞窟がある。石造りの机と椅子などもしつらえてある。肝試しにもってこいの秘密基地的な場所。

交通: 車または列車で平渓駅まで。案内板にしたがって観音巖へ。

 

嶺腳

平渓支線上では旅行客が少ない無人駅。平渓郷二番目の滝──嶺脚滝と、日本統治時代の古い橋や赤レンガの屋敷「蔡家洋楼」も徒歩で行ける。

交通: 106線上。または平渓支線バスで嶺脚駅下車。

 

十分滝

「台湾のナイアガラの滝」と呼ばれる。カーテンのような断層のある滝。15メートルの断崖から深く流れ落ちる水は、万の馬が奔走するかのような勢い。陽が差すと虹が見えることも。

交通: 車で106線を直進、平渓と嶺脚を過ぎて十分旅客センターへ。徒歩で更に前進。または平渓ラインのバスで十分駅下車。

 

十分飲食店

十分老街に来たなら、願い事の灯篭を上げるのもいいが、鉄道の横の十分飲食店で、ローカルな食事を楽しむのも良い。鶏肉料理、筍の炒め、台湾式野菜炒めなど。店内に座って食事を取りながら汽車が窓の外を走る音を聞くのは独特の体験。

電話: 886-2-2495-8570
地址: 臺北縣平溪鄉十分村十分街116號

 

藍鵲咖啡

青々とした山林と渓谷に向かい合い、薫り高いコーヒーを飲みながらサファイヤブルーの国鳥を待つ―─「台湾藍鵲」がすぐそばまで飛んで来るのを見ながら、平渓の自然の美を愉しむことができる。藍鵲咖啡は鳥の愛好家の秘密基地的場所だ。周囲の環境は美しく魅惑的で、お勧めのスポットだ。

電話: 886-2-2495-2306
地址: 臺北縣平溪鄉東勢村芊蓁林2號